ダミアン神父の偉業
モロカイ島の北海岸中央部のカラウパパ半島には、かつて収容所がありました。1800年代半ば、船でハンセン病患者たちはここに運ばれていました。当時、ハワイではハンセン病患者を隔離する政策がとられていた為です。ハンセン病は不治の病として人々に恐れられていました。1873年、ダミアン・ジョセフ・デヴスタというベルギー人の神父は、この半島に降り立ちます。目的は、ハンセン病患者たちの絶望的な気持ちを救う為でした。
ダミアン神父は、患者たちの精神的な支えを目指しました。不足していた食料や医療を賄う理由で、病院・教会・家などの施設も建設しました。1889年、ダミアン神父もまた、49歳の若さでハンセン病によりこの世を去っています。1940年代にはハンセン病もスルフォン剤という薬により、不治の病ではなくなりましたが、法律的にも開放された患者たちは、わずかですがこのカラウパパ半島に残っています。ハワイで最も愛されている英雄になったダミアン神父は、『モロカイの殉職者』と呼ばれています。
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